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ちょっと今から仕事やめてくるのネタバレ。あらすじと解説【小説】

投稿日:2017年1月20日 更新日:

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北川恵海(きたがわえみ)さん原作の小説で60万部も売れた

「ちょっと今から仕事やめてくる」が映画化。

 

ブラック企業に勤める主人公を工藤阿須加さん

主人公「隆」の友達だと名乗る謎の男"ヤマモト"を福士蒼汰さんが演じます。

 

映画公開は2017年5月27日から。

今回は原作となっている小説の紹介をしていきます。

 

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映画予告

 

 

 

あらすじ

就職活動で希望の企業に入社することができなかった青山隆(あおやまたかし)

適当に入った会社はブラック企業で毎日部長に怒鳴り散らされる毎日。

 

「生きている」という感覚が薄れ、無意識の内に駅のホームから転落しようとする隆を

1人の男が救ってくれた。見覚えのない男だったが、相手は開口一番

「久しぶりやなぁ、俺やヤマモトや。」と隆に声をかける。

 

隆の記憶はあいまいだったが、小学校の頃の同級生だと言い張るヤマモト。

そんなヤマモトに疑問は残ったが、意気投合し、友達となる。

 

一時は自殺寸前まで追い込まれた隆だったが、

ヤマモトのお陰で少しづつ元気を取り戻していく。

 

しかし、そんな隆に対して会社は容赦なく圧力をかけていく。

 

そして"ある事件"をきっかけに隆の精神は限界に達し、

会社の屋上から飛び降りる決意をするのだった、、、

 

 

登場人物

青山隆(あおやまたかし)

・・・真面目な青年。その純粋さが災いしてすべてを自分のせいにする悪い癖がある。

 

ヤマモト

・・・隆の小学生の頃の同級生。大阪に引っ越してもう1度東京に戻ってきた。

 

五十嵐先輩(いがらしせんぱい)

・・・隆の会社の先輩。仕事ができる隆の憧れの存在。

 

部長

・・・これぞ、「ブラック企業」といえる程の追い込みを見せる上司。

よく今まで訴えられないで済んだなっていうくらいヒドい態度。

 

 

ネタバレ

ヤマモトの存在によって隆は一時的に元気になるが、

仕事のミスが原因で再び会社の屋上に上がり自殺をしようとする。

 

その原因っていうのも、かなりエグい内容。

こういう事が日常的にあるのかな?営業という仕事は。

 

隆の仕事は営業で大手の会社の人と入社以来信頼を深めて

やっと契約を結ぶことができる。

 

けど発注の際に記入ミスで取引先の相手が激怒。

そのミスを先輩である五十嵐さんがフォローしてくれるわけだが。

 

その五十嵐さんが曲者で、隆が大手の契約を取ってきたことが

プレッシャーとなって隆の契約を横取りする為に仕組んだ罠だったんです。

 

契約先が大手だったから部長もかなりの損を飲んで

そのちょんぼを帳消しにしたのですが、その後の罵声がひどい。

 

「お前が出向くと、相手先に迷惑がかかるだろうが!外に出るんじゃねえよ!」

「給料泥棒が何一人前に座ってんだよ!てめえの給料で損害分払えよ、この野郎!」

「いいか、数字を取れない奴は、ゴミだ!会社に損害を与えるヤツなんて、

 生きてる価値もねえ!まさかそんなゴミ以下の奴、この部署にはいないと思うけどなあ」

・・・これはひどい。

まぁ一番ひどいのは五十嵐だけど。

でももっとひどいのは隆自身だった。

 

彼が自殺を考えるきっかけになった五十嵐の裏切りさえも

「俺が先輩をこんな風にしてしまった。

 俺は人を苛つかせることしかできない。俺は社会に出てはいけない人間なんだ。」

と自分が悪いと解釈してしまいます。

 

そしてビルの屋上から飛び降りようとするのですが、

そこに現われたのはヤマモトでした。

 

ヤマモトは隆に「おまえの人生はおまえだけのものではない。」と諭し、

隆は自分をここまで育ててくれた親のことを想い出し、自分の身勝手な行動を反省する。

 

そして、親に連絡し、自分がいかに大事に思われているかを感じ涙する。

そして「自分はひとりじゃないんだ。」と生きることを決意する。

 

ヤマモトの正体は幽霊?

物語は隆の会社とのやりとりとヤマモトの正体の謎についてが

平行して進んでいきます。

 

ヤマモトの名前が山本純であることだけは知っていましたが、

それ以外のことはほとんどといっていいくらい知らなかったのです。

 

そこでインターネットを使ってヤマモトについて調べるのですが、

そこで衝撃の事実を知ります。

 

「みぃ」さんという名前の人が運営するブログに

山本純が自殺したという内容のことが書いてありました。

 

何気なく、そこに貼られていたリンクをクリックしてみると

隆は思わず「うあぁぁぁぁ!」と叫びます。

 

そこに写っていたのはまぎれもなく「ヤマモト」だったのです。

 

隆はヤマモトが幽霊かもしれない・・・

とその日から連絡を取ることをやめてしまいます。

 

そして自殺を思いとどまった日から会社を休み、ヤマモトの正体を確認しに行きます。

ブログで見た「みぃ」さんの家を訪ねたのです。

 

「みぃ」さんはヤマモトのお母さんでした。

ヤマモトは双子の兄弟で自殺をして死んだのは「純」の方でした。

 

ヤマモトが語っていた純というのは自分の兄弟の事で

本当の名前は「優」です。

 

隆は優の正体がわかるのと同時に"ある決意"を固めたのでした。

 

ちょっと今から仕事やめてくるわ

隆はヤマモトを呼び出し、感謝の気持ちを述べます。

そして、会社に乗り込み部長との直接対決に臨みました。

 

「俺、今日で仕事辞めます!」

 

すかさず部長は、

「はあ!だから最近の奴は使えねーんだよ!どいつもこいつもプライドの欠片もねえ!

お前一生、負け犬のまんまでいいのか!安い人生だな!何の仕事もしねーで辞めるなら、

給料返せ!会社に損害与えやがって!賠償しろ!訴えるぞ、この泥棒が!みんな必死で

働いている中よくもそんなことが言えるな!それでも人間か!」

 

こんな人、現実にいるんですか?

こんなこと言われたら即辞めるか、文句言いますけど。

 

その後も延々部長は隆を罵倒しますが、隆はそんな部長を一蹴します。

 

「俺の人生をおまえが語るな!俺は俺が幸せになれる人生を歩む!」

と部長をやり込め、さらに有給ももらって退職しました。

 

そして、その報告をヤマモトにしようとするのですが、

ヤマモトはすでに姿を消していました。

 

ヤマモトは喫茶店の店員さんにメモを渡していました。

隆はそれを見るとヤマモトと会えなくなると思い、内容を見ませんでした。

 

ヤマモトに会わなくなってからしばらくして隆はある光景を目にします。

それは高校生くらいの少年でした。フラフラしている彼を見て隆は過去の自分を思い出します。

 

ホームから落ちそうな少年を咄嗟に隆は助けます。

そして、少年と目が合った隆はとっさにこう言います。

「久しぶりだな・・・俺だよ・・・ヤマモト!」

そしてポケットに手を突っ込んだ隆はあの日のメモ用紙を見つけます。

 

そこには、

「人生って、それほど悪いもんじゃないだろ?」と書かれていました。

 

 

結末

ラストはヤマモトの視点から描かれています。

隆と別れてから2年が経過していました。

 

ヤマモトの正体は臨床心理士

ヤマモトが隆を救ったのは一番救えなかった純と同じような人間を作り出さない為。

 

ヤマモトは隆が会社を辞め、ヤマモトの元へ駆けつけようと

カバンをブンブン回しながら喫茶店へ戻ってくるのを確認した時、

「もう大丈夫だ。」と判断し、隆と別れたのです。

 

隆は救えたのですが、ヤマモトにも心に傷がありました。

それは純を死なせてしまったことに原因があるものでした。

 

純が自殺して間もない頃、ヤマモトは自分自身が許せず

純と同じ顔をした自分の顔を鏡で見る度に罪悪感に苛まれ

鏡を叩き割ってしまいます。

 

時間が経ち、鏡を見ても平気にはなりましたが、

ふとした時に自分の顔が映り込むと、そのころのトラウマが蘇ります。

 

そんな傷を持っているヤマモトの元に新人の心理カウンセラーが

勉強の為に訪れます。

 

その心理カウンセラーを見たとき、ヤマモトは驚き呆然とします。

その新人はこう言います。

「先生、俺にも救いたい人がいるんだよ。俺は、その人に命を救ってもらったから、

 今度は俺が、その人を苦しみから救いたい。」

「だから、色々と教えてくださいね。ヤマモト先生。」

 

隆はそう言って、ヤマモトと初めて会った時のようにニカッと笑うのでした。

 

というわけで、「ちょっと今から仕事やめてくる。」のネタバレでした。

世の中は世知辛いですね。こんな思いをして働いている人がいるなんて。

 

辞めたらいいのに。と単純に思うのですが、誰もがそう簡単に割り切れるはずもなく。

とても難しい問題だなと感じました。

 

映画は5月27日から公開です。

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