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夜は短し歩けよ乙女 原作のネタバレとあらすじ【小説】

投稿日:2017年2月7日 更新日:

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森見登美彦さん原作の小説

「夜は短し歩けよ乙女」がアニメ映画化。

 

主人公の先輩役を「逃げ恥」の星野源さんが演じ、

ヒロインを人気声優の花澤香菜さんが演じます。

 

大学生の「先輩」と「黒髪の乙女」の恋の行方を追った物語。

物語は「先輩」と「黒髪の乙女」、2つの視点から描かれています。

 

120万部売れたベストセラーの内容をネタバレしていきます。

 

映画予告

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あらすじ

大学生の先輩は同じサークルの後輩「黒髪の乙女」に恋をしていた。

大学のOBである赤川先輩の結婚式に行くことになるがそれも彼女と仲良くなるのが狙いだった。

 

式も無事に終わり、二次会へ繰り出そうかという時に、黒髪の乙女の姿はなかった。

すぐに先輩は黒髪の乙女を追ったのだが、彼女の姿はどこにもなかった。

 

彼女は夜の木屋町から先斗町へ繰り出し、一晩で不思議な体験をする。

それを追う先輩はそれはもうヒドイ目に遭う。

 

先輩と乙女の恋模様の結末はいかに!?

ここからは小説に章の通りに展開し、内容は簡潔にネタバレしていきます。

 

夜は短し歩けよ乙女

春の舞台は木屋町~先斗町。

 

黒髪の乙女はお酒が大好きで、いくら飲んでも酔わない体質。

結婚式の二次会に出なかったのも、誰にも遠慮せずにお酒を好きなだけ飲みたかったから。

 

そこで彼女は木屋町の「月面歩行」というすべてのカクテルが300円で飲めるバーへ行く。

彼女がお酒を楽しんでいると東堂というおっちゃんが絡んでくる。

 

東堂は錦鯉の養殖をしている社長さんだった。

ただ錦鯉が竜巻に巻き込まれて空に呑み込まれ、それが原因で"李白"という

富豪の老人に借金をして、その借金を返す為に命よりも大事な「春画」を売るハメになった。

 

やってられるかと酒を飲みながら、さりげなく黒髪の乙女の乳を揉む東堂。

東堂は紳士だからそんなコトするはずがないと乙女は思っていたが、

そこに居合わせた羽貫という女性が東堂を責め立てる。

 

「揉むのだったら、私のを揉みな、ホレ。」と羽貫さんは胸を突き出すが

東堂さんは「そんな品のない胸は嫌だ。」とピューっと逃げていきます。

 

羽貫さんは樋口さんという人と一緒に飲んでおり、乙女は2人と共に行動する。

乙女は樋口さんから李白さんが「偽電気ブラン」というとても美味しいがとても強いお酒を持っている事を聞く。

 

先斗町を歩いていると、東堂さんが店の2階から「春画」をビリビリに破いていた。

夜の街は東堂さんの春画の値段よりも李白さんが現れることに注目が集まったからだ。

 

その様子を見ていたのは、乙女だけではなく、

乙女たちが出席した結婚式の新婦が東堂の娘であり、二次会で移動している時に

東堂に出くわしたのだった。

 

先輩は何をしていたかというと、乙女を見失なったが、東堂と一緒に春画の売却に立ちあう事になる。

しかし、その場で酒をたらふく飲まされてすでに酩酊状態だった。

 

東堂とついでに樋口さんの借金を賭けて、

乙女は李白さんと「偽電気ブラン」の飲み対決に突入する。

 

ついに始まった勝負だったが、乙女は酔う事が無い。

それは滅茶苦茶強いと言われている「偽電気ブラン」でも同じことだった。

 

それどころか飲むたびにお腹があったかくなり、幸せな気分を感じる乙女。

ついに李白が根を上げて、乙女の勝利となった。

 

東堂が感謝を述べに乙女と話をする。「竜巻に飛ばされた鯉達が帰ってくればなぁ。」

と話していると竜巻がやってきて空から古池に向かって鯉が落ちてきた。

 

あまりの興奮に東堂は乙女にキスをしようとする。

先輩はすぐ近くで様子を見ていたので助けに入ろうとするが

それは必要ない事を知ることになる。

 

乙女には姉から習った「おともだちパンチ」があり、

それを東堂に喰らわせて古池に落としたのだった。

 

※「おともだちパンチ」はグーではなく、親指は他の四指で握り込むパンチ。

姉曰く「おともだちパンチには愛がある。愛があってこそ美しく調和のある人生が開けるのです。」

 

こうして彼女たちの長い夜は終わった。

深海魚たち

春の先斗町から時は過ぎ、次なる舞台は「下鴨納涼古本まつり」

 

黒髪の乙女は新しい本との出会いを求め、古本市へ出かける。

先輩は本に囲まれると片頭痛を起こすが、乙女が現れると聞いて行かざるを得なくなった。

 

先輩が考えた作戦はロマンティックで

彼女が探している本に手を伸ばした時、自分も手を伸ばすという

やろうにもなかなかできない作戦であった。

 

古本市で彼女を探すのだが、見つかったのは彼女ではなく少年。

少年につきまとわれ、乙女探しが難航する先輩。

 

乙女はというと、樋口さんに会い本を大事にしなければ

本に祟られるという話を聞いて「なむなむ!」と魔法の呪文を唱える。

 

そして思い出したのが小さな頃に愛してやまなかった、

「ラ・タ・タ・タム」という絵本だった。

 

彼女はその絵本を古本市に求めて奔走し、

先輩は李白さんが開催する好きな本がもらえる我慢大会に出ることになる。

 

先輩は嫌々参加させられていたが、

もらえる本の中に乙女が欲しがっている本があることを知り

彼の中のロマンチックエンジンが暴走。

 

絵本を渡して運命的な展開を妄想しながら、

驚異的な辛さの鍋を食べ、熱湯のような麦茶を飲む大会で優勝を目指す。

 

そして「天狗」と呼ばれる樋口さんを倒し、優勝するのだが、

そこに少年が割り込んですべての本を盗んでいってしまった。

 

愕然とする先輩だったが、少年が古本市に本をばら撒いている事を知り

絵本のコーナーへ鬼の形相で駆けつける。

 

そして、「ラ・タ・タ・タム」を見つけ手を伸ばした時に、

黒髪の乙女の手も伸びてきた。

 

ふいに自分が思い描いた展開になってしまった先輩は混乱し、

その場を立ち去ってしまった。

 

ヤケクソで適当に本を買うのだが、お金がないことに気付く。

そこへ乙女が現れお金を貸してくれたのだった。

 

少しではあるが、関係は進んだようだった。

御都合主義者かく語りき

秋は文化祭の季節。

 

先輩は文化祭も嫌いだった。学生が馬鹿みたいに騒ぐだけではないか。

そう思っていたが、乙女が参加すると言うのを聞いてすぐに参加することを決めた。

 

先輩は学園祭を仕切る学祭事務局長を訪ねる。彼の数少ない友人だった。

事務局長から先輩は「ナカメ作戦」はうまくいっているかい?と聞かれる。

 

映画の予告でもあった、

(なるべく)(彼女の)(目に留まる)作戦」

 

先輩は今までことあるごとに彼女の前に姿を現し、

「奇遇ですねぇ」という乙女に対し、

「たまたま通りかかったもんだから」というやりとりを繰り返していた。

 

事務局長は「君は外堀を埋めてそこから眺めているのが好きなだけだろ」

「さっさと中央突破すればいいのにさ。ホントに阿呆だな。」

と突っ込まれる。

 

文化祭では今、大きなトラブルが2つあった。

 

韋駄天コタツと偏屈王

韋駄天コタツとは高速で構内を移動するコタツが出没すること。

偏屈王とはゲリラ演劇でどこで行われるかわからない。

 

韋駄天コタツに入っていたのは樋口さんとパンツ総番長だった。

パンツ総番長は願掛けの為にパンツを1年履き変えていない猛者だった。

 

それには理由があり、彼はある女性に恋をしていた。

その女性とは窓から降ってきたリンゴが頭に当たる偶然から出会ったのだが、

それ以来どこへ行っても会えない。彼女との会話で憶えているのはダルマの話だけ。

 

乙女は学園祭を楽しんでいて、ある教室で「象の尻」を体感できる教室へ行く。

象の尻を主催していた女性は1年前リンゴが頭に当たった男性と話をしていたが、

その後パッタリと会えなくなったと言う。彼が話していたのが象の尻の話だった。

 

偏屈王とは構内のどこかで開催されるゲリラ演劇。

事務局長の働きで主演女優を捕まえるが、主演女優はコロコロ変わる。

捕まった女優のかわりに乙女が抜擢され、プリンセス・ダルマを演じていた。

 

先輩は乙女がプリンセス・ダルマを演じていることを知り、

追いかけてくる事務局長を妨害する。そして彼女を屋上まで追いかけるが

それは彼女ではなく象の尻の女性だとわかり呆然とした。

 

そこでわかったのは向かいの校舎に偏屈王が囚われている偏屈城が建設されており、

そこで偏屈王の最終幕が開かれる事。

 

偏屈城に向かおうとした先輩は誤って屋上から転落してしまう。

即死を免れない状況で先輩はいくつかの幸運によって命拾いをする。

 

アドレナリン全開の先輩が取った行動は普段の自分ではありえないものだった。

先輩は偏屈城に行き、偏屈王の脚本を書いていたパンツ総番長と直談判。

 

「俺に主役の座を譲ってもらおう。」

 

そして先輩は偏屈王を演じ、ハッピーエンドの脚本通り

最後は乙女と抱き合うことができたのだった。

 

偏屈王とはパンツ総番長が脚本を書き、

その脚本をダルマの中に入れて目印とするものだった。

 

演劇の内容とダルマのメッセージが象の尻の女性に届けばいいという

健気なパンツ総番長のシナリオだったのだ。

 

そのメッセージは象の尻の女性(紀子さん)に届き、

パンツ総番長と紀子さんはめでたく出会う事が出来たのだった。

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魔風邪恋風邪

季節は冬。年の瀬も迫った時期に京都の街では風邪が大流行する。

 

例にもれず、先輩も風邪をひいてしまう。

乙女は風邪にめっぽう強く方々へ見舞いに周っていたのだった。

 

あまりにも風邪が蔓延しすぎて京都の街はクリスマスだというのに

閑散としてしまっている。

 

乙女は見舞いに周る中、夏に会った古本市の少年が本屋を営む蛾眉書房で働いており

その少年から李白さんがスペイン風邪をも治したという「ジュンパイロ」という薬をもらっていました。

 

天狗と言われた樋口さんも風邪をひいてしまい、羽貫さんと乙女でお見舞いにいった。

乙女はジュンパイロを樋口さんに渡し、樋口さんから風邪の原因は「李白さん」だと聞かされる。

 

風邪の神様に嫌われていると自負する乙女は

李白さんにジュンパイロを渡すために糺の森へ向かう。

 

※ここからはファンタジーのような内容になっています。

 

風邪の神様に取り憑かれた李白さんの症状はひどいものだった。

せきをするたびに暴風雨のような風が起こり乙女はなかなか李白さんの元へ辿りつけない。

 

彼の家でもある三階建ての電車の装飾はすべて剥がれ落ちてしまい見る影もなかった。

李白さんの元へ辿り着いた乙女は弱気になっている李白さんへジュンパイロを渡す。

 

すると、ジュンパイロを見た瞬間に希望を取り戻した李白さんは

ついに風邪の神様を自分の体内から退けさせることに成功する。

 

しかし、その影響で竜巻が起こり、乙女は竜巻に呑み込まれてしまう。

 

一方で風邪に悩まされていた先輩は妙な夢を見ていた。

樋口さんから空を飛ぶ方法を教えてもらっていた先輩。

 

空を飛んでいたら先輩も竜巻に巻き込まれてしまう。

竜巻の中で先輩は乙女を見つけ、彼女の手をしっかり握り

空を飛んで自分の家の布団まで戻ってきたのだった。

 

すべては夢だと思っていた先輩だったが、

自分の手を見ると誰かの手とつながっている。もちろん乙女だった。

 

不思議な体験をした先輩と乙女。

これがきっかけで先輩は乙女と「デート」することになり

待ち合わせ場所である喫茶店で2人が出会う所で物語は幕を閉じます。

 

というわけで「夜は短し歩けよ乙女」のネタバレでした。

僕の文章力では到底お伝えできないほどの面白さがこの作品にはありました。

 

小説を読んでゲラゲラ笑う事など珍しい僕が各所でゲラゲラと笑ってしまいました。

映画だけではなく、小説の方も一度読んでいただきたいです。

 

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