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攻殻機動隊 /GHOST IN THE SHELLの内容をわかりやすく解説【アニメ映画】

投稿日:2017年3月22日 更新日:

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スカーレット・ヨハンソンさん主演で公開される映画

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

 

この作品の下敷きとなっているのが押井守監督の「攻殻機動隊 /GHOST IN THE SHELL」です。

この作品は1995年に日本で公開されましたが日本よりも先に海外で評価され、

後に日本で再評価されるという先進的な映画だったようです。

 

先進的な映画だけに「難しさ」が半端ないです。

正直一回見ただけでは理解できませんし(僕には)、何回見てもわからない点はあったので

他のサイトでも情報を集めつつ、内容について解説していこうかと思います。

 

※ストーリーを見ていることが前提ですので

見ていない人にはさっぱりわからない内容になっていると思います。

 

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攻殻機動隊の世界

舞台となるのは少し未来の2029年。

科学技術が飛躍的に発展した世界で、

「電脳化」と呼ばれる脳と外部世界を直接結ぶ技術により人はあらゆる情報を瞬時に得ることができ、

「義体化」と呼ばれる全身を機械化することによって飛躍的な運動能力を得ることに成功した。

 

そんな世界で内務省に設置された公安9課、通称「攻殻機動隊」は表には知られていない組織で

主にテロリストの諜報活動や破壊活動を抑止する組織である。

 

物語は公安9課に所属する草薙素子とその他のメンバーが

人の脳をハッキングする「人形使い」を追いながら、草薙素子が抱える心の葛藤を描いたものである。

 

事件の全体像

事件についてのわかりやすい詳細が映画パンフレットに書かれています。

人形使いが暴露したように、プロジェクト2501とは、企業探査、情報収集、政治工作などの
非合法活動を目的としたハッキング・プログラムである。

それも外務省が米国・ニュートロン社と組んで、
外交工作用に内々に作り上げられたというシロモノ。
この事実をふまえて考えると、あらゆる事柄に合点がいく。

当然、外務省はプログラムの暴走による機密の漏洩を防ぐために、さまざまな証拠の隠滅に走る。

ストーリー冒頭の外務省認定プログラマーの亡命阻止。
公安9課はまんまと6課にハメられて、暗殺の手伝いをしたことになる。

さらに、ガベル共和国の旧指導者・マレスへの犯罪疑惑のでっちあげ。
ガベル共和国新政権に機密を知られ、
ODAという名の口止め料を支払わなければならなくなった外務省は、
マレスを亡命者として受け入れている手前、
彼を犯罪者に仕立てて国外に追い出すことで体裁を繕おうとしたのだ。

そして逃亡した人形使いのゴースト入り義体の強行回収劇。
まさか義体が逃げ出すとは考えなかったのだろうが、
これがきっかけとなってプロジェクトの一部始終が露見するわけである。

このように一見バラバラな事件が1本の線でつながるのだ。

政治機関の外交工作、意外な所からの機密の漏洩。
そして、事実を闇に葬るための事件すり替えと責任者の辞任。いつの時代もよく聞く話である。

 

メインである事件を通して別のテーマが進んでいきます。

それは少佐が抱えている悩み「自我」についての疑問です。

草薙素子の心の葛藤

この作品のもう1つのテーマは少佐が抱える悩みで「自分」「他者」との違いです。

電脳化が進み、あの清掃員のように記憶すらも「疑似体験」という形で作り上げることが可能な時代に

「自分が自分だという確証」を持つことは簡単ではありません。

 

今の所それを確認する方法は自分の中にある魂のようなもの。

「ゴースト」と呼ばれるものを信じるしかないのです。

 

少佐は自分という存在に強くこだわっていることはバトーとの会話からわかります。

「便利なものよね。その気になれば体内に埋め込んだ科学プラントで
血液中のアルコールを数十秒で分解してシラフに戻れる。

だからこうして待機中でも飲んでいられる。
それが可能であればどんな技術でも実現せずにはいられない、人間の本能みたいなものよ。
代謝の制御、知覚の鋭敏化、運動能力や反射の飛躍的な向上、情報処理の高速化と拡大、
電脳と義体によって、より高度な能力を獲得を追求したあげく
最高度のメンテナンス無しには生存できなくなったとしても文句を言う筋合いじゃないわ」
(中略)

「確かに退職する権利は認めるられてるわ。この義体と記憶の一部を謹んで政府にお返しすればね。
人間が人間である為の部品はけして少なくない様に、
自分が自分である為には、驚くほど多くのものが必要なのよ。
他人を隔てる為の顔、それと意識しない声、目覚めの時に見つめる手、
幼かった時の記憶、未来の予感、それだけじゃないわ。
私の電脳がアクセス出来る膨大な情報やネットの広がり、それら全てが私の一部であり、
私という意識そのものを生み出し、そして同時に私をある限界に制約し続ける」

 

自我に強くこだわる一方で、それが自分自身を制約していることにも気づいています。

自分を捨てて新しく進化した自分になりたい気持ちとの葛藤が常に彼女を悩ませているのです。

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人形使いとの融合

人形使いとの融合はドラゴンボールの「ピッコロと神様の融合」と似てます(笑)

 

融合後、ピッコロはもう神でもピッコロでもない…本当の名もわすれてしまったナメック星人だ

と言っていますが、少佐も同じようなことを言っています。

 

童の時は、
語ることも童の如く
思うことも童の如く
論ずることも童の如くなりしが
人となりては、童のことを棄てたり

此処には、”人形使い”と呼ばれたプログラムも少佐と呼ばれた女もいないわ

 

このセリフは新約聖書に出てくる「コリントの信徒への手紙」の一節です。

小さい頃は小さい時の考え方や思いがあったが大人になった時にそれらの考え方を棄てた。

 

要するに今までの自分はいなくなり、新たな出発をするということ。

バトーのセーフハウスにいることは少佐にとって今までの世界にいることを指します。

だから少佐はそれを断り、ネットという広大な世界へ旅立って行ったのです。

 

というわけで、攻殻機動隊 /GHOST IN THE SHELLの内容でした。

 

あれだけ想ってくれているバトーを捨て、人形使いと合体するなんて

少佐も罪な女ですね(笑)

 

スカーレット・ヨハンソンさんの実写の方は

攻殻機動隊 /GHOST IN THE SHELLだけではなく

他の作品の世界観も混ざっているみたいですね。

 

もうすぐ公開ですので、その前に一度観ておくことをオススメします。

※攻殻機動隊シリーズが気になる方はどんな順番で見たらいいのかを書きましたので参考までに

攻殻機動隊はどれから順番に見ていけばいいの?

 

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