小説

ボクの妻と結婚してください 原作のネタバレと結末

投稿日:

Pocket

樋口卓治さん原作の小説「ボクの妻と結婚してください。」

内村光良さん主演で舞台化、ドラマ化された作品で、

映画は織田裕二さん、吉田羊さんが演じ、2016年11月5日から公開されます。

 

すい臓ガンと診断され、余命半年と宣告された放送作家が取った奇妙な行動。

それは、「妻の再婚相手」を探すことだった。

 

涙なしでは語れない、家族愛を描いた作品のネタバレを紹介していきます。

 

 

ce66ce1c15972646b666f633d2dab4d1_s

 

ストーリー

三村修治は45歳。

医者からすい臓ガンの宣告を受け、余命は半年だと宣言される。

 

すぐにでも入院するべきだと言われた修治だったが

それを断り、妻 彩子の為に企画を作ることにした。

 

それが、

「妻の再婚相手を探す」という企画だった。

 

自分の命より家族の幸せに過ごせる未来の為に

時間を使おうと決意したのだった。

 

修治は彩子の結婚相手を探す為に

婚活本を読み漁り、放送作家の人脈を駆使して

彩子の最高の再婚相手を探していく。

 

再婚相手を探す内辿りついたのは

結婚相談所の社長だった。

 

彼女の正体は知多という女性で調べものの達人だった。

彼女なら彩子の最高の再婚相手を探せるかもしれない。

 

そう期待した修治は、知多のいる結婚相談所へ向かうのだった、、、

 

ネタバレ

知多のリサーチ力で妻の再婚相手の候補が見つかった。

 

その男は、インテリアの販売会社を経営する社長で

名前は伊東正藏、年齢は39歳、既婚歴はなし。

趣味はゴルフ、スキー、ピアノ

 

伊東に対して、いい印象を持った修治は

伊東と事前に会う段取りをする。

 

都築という偽名を使って正体を隠し、

知多と共に伊東に会い、人柄などを含めて

申し分ない相手だと感じた。

 

それから修治はことあるごとに伊東と会う事にした。

妻の再婚相手が本当に家族を幸せにしてくれるのか?

 

それを確かめる為に何度も会った。

そして修治は「妻の相手はこの人以外いない。」と確信した。

 

ある日、伊東と映画を観に行った時に映画を見終わった伊東が

ある家族連れを見つけ、その父親に話しかける。

 

「映画は面白かったです。実に笑って感動できます」

「ただ、一つだけ忠告があります。実は、映画の途中で一瞬、

サンタクロースなんていないと思えてしまうシーンがあるんです。

勿論、この世にサンタクロースはいます。

でも、この映画では子供が寝ている時、

父親がこっそりクリスマスプレゼントを置きにいくんです。

父親が酔っぱらって帰ってきたあたりです。

数秒のシーンなので、娘さんの目を覆うなり、

話しかけたりすれば通り過ぎます。

大きなお世話かもしれませんが」

 

妻の再婚相手は決まったが、お見合いさせるには

離婚しなければならなかった。

 

そこで修治はアイドルを使って、嘘の不倫現場を

妻に見せようと考えた。

 

妻が通りかかる場所に待ち構え

アイドルと肩を組んで歩いている所を妻に見せた。

 

そして家に帰ると、修治の予想通り妻が問い詰めてきた。

愛する妻に嘘をつき、別れ話を切り出すことは修治にとって

ただ辛いだけだったが、妻は修治の申し出を了承した。

 

しかし翌日、予想外の事件が起きてしまう。

 

修治とアイドルがいちゃいちゃしている写真が

スポーツ紙の一面を飾ってしまったのだ。

 

アイドルも会見で交際を全面否定する騒ぎになった。

当然、彩子もこの報道を見ており、修治を問い詰める。

 

そして彩子は修治が痩せてきている事、食べなくなったことから

病気のことを教えてほしいとお願いする。

 

ついにこの時がきたか、、、

修治はついに病気のことを話した。

 

この時すでに修治の余命は1ヶ月になっていた。

 

突然の余命宣告に涙を流す彩子だったが、

その表情は徐々に真顔になっていく。

 

修治は入院はしないと言い、

逆に俺の言う事を聞いてほしい。と懇願する。

 

彩子は嫌な予感しかしなくて、耳を塞ぎ大きな声を挙げて

修治のお願いを聞かないようにした。

 

修治は彩子に「お見合いしない?」と言った。

それを聞いた彩子は驚きすぎて固まったままになった。

 

そして、次の瞬間、

「ざけんなー!」とフルボリュームでキレられたのだった。

 

 

修治の問題は彩子だけではなかった。

婚活の相手の伊東にも正体がバレてしまった。

 

すべての事情を話した修治だったが、

だからといって伊東の怒りは収まらなかった。

 

「もう、いいです。」とその場を立ち去ってしまった伊東。

修治の企画は粉々に打ち砕かれてしまった、、、

 

伊東を追いかける拍子に倒れてしまった修治は

荷物を落としてしまった。

 

それをたまたま拾った人が修治のノートを見る。

そこには、「壁にぶつかった。これは現実か。じゃあ乗り越えよう。」

と書いてあった。このメモを見た修治は再び伊東にアタックする。

 

しかし、結果は変わらなかった。

普通の神経ではこんな企画に乗るはずがなかった。

 

さすがの修治も心が折れ、どうしていいかわからくなり

1人で部屋で悩んでいる時、知多から1本の電話が入る。

「伊東さん、お見合いしてくれるって。」

 

あれだけ怒っていたのに、なんで、、?

と疑問に思う修治だったが、まだ問題があった。

 

「妻がかんかんにおこっているんだ。」

そんな弱気な修治に知多は喝を入れる。

 

そこへ彩子が部屋の入ってきて、

「私、お見合いしてもいいよ。」と修治にいった。

 

何が起こったかわからない修治だったが、

なにはともあれ、ついに修治の企画は実現することになったのだった。

 

結末

お見合いは順調に進み、彩子は伊東と交際することになった。

でも彩子は「デートは3人ですること」という条件をつけたのだった。

 

最初は3人でデートをしていたが、徐々に彩子と伊藤の距離が近くなることを

感じた修治は満足していた。

 

 

修治には小学5年生になる陽一郎という息子がいる。

息子に自分の病気のことを伝えられない修治は彩子に伝えるように頼む。

 

そんな修治の気持ちがわかっていたのか

彩子はすでに病気のことを陽一郎に伝えていました。

 

「陽一郎は知った時、私にしがみついて大声で泣きました。

ずっとずっと泣き続けました。私はただ陽一郎を抱きしめました。

 涙が涸れて、陽一郎は言いました。

『お父さんのために僕は笑う』って。

もっと聞き分けのない子供でいいのに。

あいつは修治のことを本当に本当に尊敬してるんだからね。」

 

そして息子の頼みで、修治は2人で散歩することになった。

そこで2人はかけがえのない時間を過ごした。

 

その後、修治は入院し、家族との時間を過ごし、

思い残すことなく旅立っていった。

 

 

修治の最後の企画は成功したかのように見えたが

この企画には修治の知らない事実があった。

 

実は、彩子と伊藤は交際していなかったのだ。

 

彩子は修治から病気のことを告白されてから困り果てていた。

入院すべきなのに夫は「お見合いしてくれ」の一点張り。

 

そこで彩子はすがる思いで知多に会いに行くことにしたのだった。

知多の事務所に行くと、そこに修治の知り合いのテレビ関係者だらけだった。

 

知多は修治が婚活をする理由が病気が原因だということを打ち明けられていたが、

それを知多は1人で抱えきれなくなり、修治と親しい人達に話したのだった。

 

彩子は自分だけが病気のことを知らないことに腹が立った。

そして、この人たちが何を言おうとも説得には応じないと腹を決めた。

 

しかし、彼らが彩子に話したことは修治の仕事のことだけだった。

一歩でも企画を面白くしようとする姿勢を話してくれた。

 

そして皆と話をしているうちに彩子は気づいた。

 

修治は迫りくる死を妻の再婚相手を探すことで「楽しい」に変換していたのだと。

そして自分は放送作家の妻として、立派に夫を見送ろうと。

 

「本当に幸せだったよ、出会った時から、今も、この先も、ずっと大好きだよ、修治」

 

「ドッキリ大成功」

 

というわけで、ボクの妻と結婚してくださいのネタバレでした。

思いもよらないドンデン返しに思わず唸ってしまいました。

 

読み返してみると、不自然な部分はありましたね。

あれだけ怒っていた伊東さんや彩子がお見合いをするっていうのが。

 

それも仕掛けだったとは。

 

この作品の面白い所はそれだけじゃなくて、

すれ違っているように見える夫婦がきちんと繋がっているところです。

 

家族の愛が前提にあるから、この企画が成立したわけで、

忙しくてほとんど会えない夫婦でも冷めることなく愛がある。

 

そんな家族像が描かれていたのがよかったです。

 

映画の公開は、2016年11月5日から

 

予告

 

小説

 

ボクの妻と結婚してください。 [ 樋口卓治 ]

 

ボクの妻と結婚してください。【電子書籍】[ 樋口卓治 ]

 







Google336

Google336

関連コンテンツ



-小説
-, ,

Copyright© BMI , 2017 AllRights Reserved.