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小説

少女(湊かなえ)のネタバレ 結末はやはりイヤミスだった。

投稿日:2016年7月11日 更新日:

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湊かなえさんの小説「少女」が本田翼、山本美月主演で

2016年10月8日公開。

 

小説を読んだのですが、最後の最後に話が繋がる所が

非常に良くできていて、「そうだったの??」と思わず唸りました。

 

原作は2009年の作品で、「告白」の次の作品だったのですね。

そこにも、「そうだったの??」と思ってしまいました。(笑)

 

 

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「少女」について知りたければ、先にこちらを読んで下さい。

少女(湊かなえ)のストーリーを紹介(小説)

 

小説のラスト

少女の小説のラストは、由記と敦子が仲直りし日常に戻っていきますが、

ハッピーエンドに向かうと思わせつつ、実はとんでもない方向へ

物語は向かっていきます。

 

"イヤミスの女王"なんて言われるだけあって、いやらしい展開になるのですが、

わざわざこういった後味の悪い方向へ持って行く必要性もないのに

そこへ持って行くのは、湊さんの性格がねじれているように

感じているのは僕だけでしょうか(笑)

 

 

まぁ、そんなことは置いておいて、

この小説の裏のテーマは、「因果応報」です。

 

因果応報とは自分のやったことが自分に返ってくるという意味で

この小説では、因果応報が様々なシーンで起こります。

 

それをまとめていくと、

 

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由記

祖母の顔に濡れたタオルを置き、窒息させようとする

→手を切られ握力を失う。

セクハラした三条を脅し、10万を手に入れようとする

→まだ罰は受けていない。

 

敦子

裏サイトに悪口を書きこみ、セーラを自殺に追い込む

→まだ罰は受けていない。

 

小倉

由記から小説を盗作

→由記にテストを流出され学校退職

→事故で死亡

 

星羅(セーラ)

嘘チカンでお金を稼ぐ

→嘘チカン相手の小倉と付き合う

→小倉との関係のことでいじめられ自殺

 

紫織

おっさんを嘘チカンで訴える

→父親(三条)が犯罪を犯し、いじめられる

→自殺

 

三条

由記にセクハラをしようとする

→由記に訴えられ、捕まる。

 

おっさん

紫織に訴えられる

→子供の為に痴漢を認める

→離婚

→子供に刺される。

 

離婚した母を想い、痴漢をした父(おっさん)を恨み刺す

→病気で死亡。

 

 

こうやって見てみると、実際にはありえないくらい「世間が狭い」んだけど、

皆がなにかしら繋がっています。本人も知らない所で。

 

登場人物のほとんどが「因果応報」を受けていますが、

由記と敦子の「因果応報」は描かれていません。

 

敦子はセーラと小倉の関係を裏サイトにバラし、

それが原因で(直接の原因は紫織かもしれませんが。)

セーラは自殺してしまいます。

 

由記は祖母から罰を受けていますが、

三条を脅し、10万円を払わせようとして払わない三条を訴えるという

結構エグいことをしてしますが、これも罰はなし。

 

訴えるのはいいけど、10万取ろうとういう所がエグい。

これ、犯罪ですよ、由記さん。

 

おっさんに関しては、被害者だという見方もあるかもしれませんが、

おっさんが強い意志を持って痴漢を認めなければ、

おっさんの家族が崩壊する事も無かったし、昴に刺されることもなかった。

そこにおっさんの罪があると思います。だから子供に刺された。

 

昴に関しては、おっさんを刺しても刺さなくても病気でしたが、

刺したことによって、手術が失敗したとも思えたので。

 

というわけで、これが小説「少女」で描かれる最後の結末でした。

 

こんなものは描かなくてもいい、「後味の悪い」エピソードですが、

意志のあるなしに関係なく、他人を不幸にすればそれが返ってくるということは

充分に理解できました。

 

後味が悪いように思えますが、きちんと伏線を回収してくれたので

ある意味「スッキリ」しました。

 

一番後味が悪いのは、由記と敦子が何の罪を受けていないこと。

彼女らがどんな罰を受けるかは、自分で想像するしかないという展開が

僕にとってはなんだか「後味の悪い」内容になっていました。

 





 

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