小説

映画柘榴坂の仇討のネタバレ(小説)

投稿日:2014年8月2日 更新日:

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浅田次郎氏の小説「五郎治殿御始末」の一編である

「柘榴坂の仇討」が2014年9月20日より公開です。

では、いつものようにネタバレをしていきます。

あらすじ

まずは桜田門外の変について。

 

知っている人は飛ばしてもらって結構ですが、

知らない人の為に説明しておきます。

 

大老井伊 直弼を桜田門外(今の東京都千代田区霞が関)にて

水戸藩の脱藩浪士17名と薩摩藩士1名が襲撃した事件。

 

この事件は明治維新のきっかけになったといわれています。

(脱線するので理由は端折りますが。)

 

主人公の志村金吾は桜田門外の変にて近習を勤めていた男。

主君を目の前にむざむざ殺された事を悔やみきれず、

せめて主君の仇を取りたいと長屋でひっそりと生きていた。

妻を酌婦として生活を支えさえながら。

 

ネタバレ

主君の仇討ちをしようと耐え忍んできた金吾に

ようやくチャンスが訪れる。

 

すでに時は明治6年。

事件からは13年の月日が流れていた。

 

警視庁を退職した人物から

事件を起こした浪士のその後の顛末を聞く事ができたのだ。

 

その情報によると、

水戸浪士17名と薩摩浪人1名の状況は、

事件当日に斬られたものが2名。

自決したものが4名。

自訴して切腹したものが7名。

残りの5名が行方不明。

 

というものであった。

 

そしてその事実を知った年に仇討ち禁止令が出される。

これによって金吾は仇討ちをする事ができなくなってしまった。

 

運命のいたずらか。

 

仇討ち禁止令を知った後、

新橋の駅前で金吾がたまたま乗った人力車。

その人力車を引く男こそが長年追い求めてきた仇であった。

 

車引きの男は事件の当日、

井伊直弼の駕籠に偽の直訴状を差し出した男だった。

その男に脇差しで対峙したのが金吾だったのである。

 

お互いの素性を確信したのち、

2人は死を覚悟し対峙するのであった。

 

だが、ここで金吾は驚くべき事を言う。

「あのとき、掃部頭(かもんのかみ)様は仰せになった。

かりそめにも命 をかけたる者の訴えを、おろそかには扱うな。

・・・掃部頭様はの、よしんばその訴えが命を奪う刀であっても、

甘んじて受けるべきと思われたのじゃ。おぬし ら水戸者は命をかけた。

だからわしは、主の仇といえども、おぬしを斬るわけには参らぬ」

 

2人が対峙することで、

お互いに止まったままの時から動き出す事ができた。

 

それがわかったから、2人は泣いた。

 

そして金吾は妻のもとへ出向く。

これからは車引きをすると告げ、

一生をかけて妻に報いていこうと決心したのであった。

 

 

 

映画では、

中井貴一さん、広末涼子さん、阿部寛さんなど、

豪華なキャスティングになっているので、見応えありそうです。

 

時代の変化に巻き込まれ、

変化にとまどっている人々の生き方。

 

時代は違えど今も同じような状況の気がします。

そういう視点で見るとまた物語もおもしろくなると思います。

※原作です。興味のある方はぜひ。

 

・・・続きは映画で、

 

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