【アニメ】魔王様、リトライ!Rの感想「作画崩壊してても話は面白い」

TVアニメ『魔王様、リトライ!R』の内容と感想

ゲームの創造主である大野昌は自分の生み出したラスボス「九内伯斗」の姿で異世界に飛ばされてしまいます。元の世界へ戻るための方法を探るべく、異世界への冒険へと踏み出す大野。ゲーム内の九内伯斗としての能力は受け継いだまま、自分のためにやりたい放題していたら、世界に大きな影響を与える存在になっていくという内容です。

前作から5年経っての続編アニメ化。続編はもうないと思っていただけにかなり嬉しかったです。と思ったのも束の間で見た瞬間に「なんじゃこりゃ」と思ってしまいました。絵も声もまったくの別物で違うアニメになっていました。前の絵が好きだったのでこの点はとても残念でした。

ただ前作から主人公を演じている津田健次郎さんの演技力が高すぎたためか、九内のキャラにブレはなく、絵にも声の変化にも慣れてきて最後まで見ることができました。またまた途中で終わってしまったため、3期も期待したいところです。

前作は自分たちの拠点を作るという意味で「異世界シミュレーション」という感想だったのですが、今回はその拠点から出て、自分の弱点である魔法に対する対策を探しに行くという内容です。今回は「バトルメイン」なのですが、バトルでは九内は無双状態であるので爽快感はありますが、あまり面白味はありません。※そしてバトルの作画は見た目でわかるほど崩壊しております。でも話が面白かったのでぜんぜん気にならないです。

今作で面白かったなと思う点は「世界の広がり」です。前作は拠点作りでごく限られた中でのストーリーでした。今回は旅を通じて新たな国や種族が登場し、物語のスケールが一気に広がりました。例えば、ルナとイーグルのエピソードでは、種族間の差別が物語に重みを加えており、単なる冒険だけではなく社会的テーマにも踏み込んでいるのが印象的でした。また、国同士の因縁や魔族との対立が描かれることで、キャラクターの行動に説得力が生まれ、物語の奥深さを感じました

今作では、前作にはなかった現実世界の大野昌のエピソードが挿入されていました。ただ、今のところこのエピソードがどのような意味を持つのか明確ではなく、伏線なのか、それとも単なるキャラクターの掘り下げなのか判断が難しいところです。もし次作があるのなら、このエピソードが物語全体にどう影響を及ぼすのかが明かされることを期待しています。例えば、このエピソードを通して異世界と現実世界を繋ぐ手がかりが明かされる、あるいは九内伯斗のキャラクターに新たな側面を加えるのでは、といった展開も考えられます。

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※配信状況は2024年1月4日現在のものです。今も配信されているかは各サービスでご確認ください。

TVアニメ『魔王様、リトライ!R』の作品情報

放送日 2024年10月5日

話数 12話

公式サイト TVアニメ『魔王様、リトライ!R』公式サイト

あらすじ

大野晶は自身が運営する「INFINITY GAME」内のラスボス
「魔王・九内伯斗」にログインしたまま、異世界へと飛ばされてしまう。

そこで出会った謎の少女「アク」や聖女「ルナ」などのGAMEの配下や異世界で出会った仲間たちと共に着々と異世界での地盤を固めた彼は、現実世界に戻る術を探すべく新たな旅へ踏み出した。

「魔王」を中心とした物語が再び動き出す……!

登場人物・声優

九内 伯斗:津田 健次郎
アク:麻倉 もも
イーグル:野口 衣織(=LOVE)
田原 勇:駒田 航
オルガン:橘 美來
藤崎 茜:和氣 あず未
ルナ・エレガント:鈴木 愛奈
ミンク:鈴木 みのり
霧雨 零:熊谷 健太郎

スタッフ

「魔王様、リトライ!R」(双葉社 モンスターコミックス)
原作:神埼 黒音
キャラクター原案:飯野 まこと
シリーズ構成:高山 カツヒコ
音楽:SUPA LOVE
プロデュース:藍沢 亮(Starry Cube)
製作:「魔王様、リトライ!R」製作委員会
漫画:身ノ丈 あまる
監督:古賀 一臣
キャラクターデザイン:保村 成
アニメーション制作:月虹

OP主題歌
ASCA「明日世界が終わるとしても」

ED主題歌
MIMiNARI「クランシック feat. 北澤ゆうほ」

原作・コミック

魔王様、リトライ!R コミック(Renta)

TVアニメ『魔王様、リトライ!R』の口コミと評価

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