2018年ディズニーの興行収入が70億ドルを突破したのは、大半がマーベル映画の作品のおかげというほど、アメリカでは絶大な人気を誇っています。
第1作品が公開されて10年になりますが、最近では日本でもマーベル映画の知名度は上がってきていて観る人が増えています。
「これからマーベル映画を観たい人」のために観る順番を紹介します。2020年で29作品の公開が決まっているので「どれから観ていいかわからない」方も多いのではないかと思いますが、
マーベルは公開順に観るだけでOKなのでその理由を順を追って紹介していこうと思います。
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まずはじめにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)って何?
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とはアース199999という世界で展開される作品群のことです。
マーベルにはマルチバース(多次元宇宙)というパラレルワールドのような世界がたくさん存在していて、MCUもその世界の1つになります。
なんでそんなにたくさんあるのかといえば、それぞれの世界によって起きている出来事が違うので矛盾しないように新しい世界を作ったわけですね。
その新しい世界「MCU作品」はさらに「フェイズ」と呼ばれる群に分けられ、フェイズ順(公開順)に観ていくと混乱せずに内容がスッと頭に入ってきます。
マーベルってアベンジャーズじゃないの?意味がよくわからないんだけど。
マーベル映画=アベンジャーズと思われている方も多いと思います。間違ってはいないのですが、アベンジャーズ=ヒーローの集まりです。
でも突然ヒーローが集まっても、なにがなにやらわからないですよね。
そのヒーローってどんなやつ?強いの?いい奴なの?って疑問がいっぱい湧いてくると思います。
そこでマーベル映画ではまず1人のヒーローが主人公の作品がいくつか公開された後、それらのキャラクターやそれまでのストーリーが「アベンジャーズ」として集約されます。
マーベル映画の作品が増えていけばいくほど、参戦するヒーローも増えていきますし、どんどん敵も強くなっていくので「アベンジャーズ作品」のスケールも大きくなっていきます。
フェイズ2のアントマンは例外ですが、基本的にフェイズはアベンジャーズで締めくくられます。
キャラクターに感情移入するためにも単体の作品は重要です。それを公開順に見ていくことでストーリー的にも違和感なく見ていくことができます。
マーベル映画の一覧(公開順(フェイズ順)に並べます。)
フェイズ1
- アイアンマン (2008)
- インクレディブル・ハルク (2008)
- アイアンマン2 (2010)
- マイティ・ソー (2011)
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011)
- アベンジャーズ (2012)
フェイズ2
- アイアンマン3 (2013)
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド (2013)
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (2014)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (2014)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)
- アントマン (2015)
フェイズ3
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016)
- ドクター・ストレンジ (2016)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス (2017)
- スパイダーマン/ホームカミング (2017)
- マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)
- ブラックパンサー(2018)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (2018)
- アントマン&ワスプ (2018)
- キャプテン・マーベル (2019)
- アベンジャーズエンドゲーム(2019)
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)
フェイズ4
- ブラック・ウィドウエターナルズ(2020年11月6日)
- エターナルズ(2021年2月12日)
- シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(2021年2月12日)
- スパイダーマン(第3作)(2021年11月5日)
- マイティ・ソー/ラブ&サンダー(2022年2月11日)
- ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(2022年3月25日)
フェイズ4に関しては新型コロナウィルスの影響もあり、撮影が大幅に遅れているようです。
公開時期は予定されていますが実際に公開されるかはまだ不透明な部分があるのであくまで予定ということで。
マーベル映画には時系列ってどうなっているの?
マーベル映画には時系列は存在します。もともと公式発表はなかったのですが10周年となったときに公開されました。
マーベル映画の時系列年表
時系列 | 作品名 |
---|---|
1943-1945 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー |
2010 | アイアンマン |
2011 | アイアンマン2 インクレディブル・ハルク マイティ・ソー |
2012 | アベンジャーズ アイアンマン3 |
2013 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド |
2014 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス |
2015 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン アントマン |
2016 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ スパイダーマン:ホームカミング |
2016-2017 | ドクター・ストレンジ |
2017 | ブラックパンサー マイティ・ソー バトルロイヤル アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー |
2019 | キャプテンマーベル アベンジャーズ/エンドゲーム スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム |
引用(海外サイト)
ほとんどがフェイズ通りの順番となっているのでこの順番でみても特に問題ないと思います。
MUCのキャラクターの作品まとめ
映画をキャラクターごとに観るのはあまりオススメしませんが(見たことのないキャラクターが突然出てきたりするので)、タイトルだけでは順番がわかりづらいので紹介します。
いまのところ「1キャラクターごとに3作品」という流れで公開されています。
アイアンマン
- アイアンマン (2008)
- アイアンマン2 (2010)
- アイアンマン3 (2013)
mcuの記念すべき始まりとなった作品が「アイアンマン」です。
スターク・インダストリーズの社長トニー・スタークは経営者であり、天才発明家でもある。
彼がヒーローになったのはゲリラに捕らえられた際に自身が開発した兵器によってたくさんの人間が死んでいることを目の当たりにしたからだった。
彼が着用する「パワードスーツ」は飛行でき、手からビームが出て、放射線すらも遮断する万能スーツで超人的な力を持つヒーローとも互角に戦闘ができます。
唯一の難点は着用者であるトニーの性格。もともと我がままで自分自身のことしか考えないトニーは秘書であるペッパーを困らせ、2人はよくケンカをしている(笑)
ハルク
- インクレディブル・ハルク(2008)
天才物理学者であるロバート・ブルース・バナーはガンマ線の実験で致死量のガンマ線を浴びてしまうが奇跡的に生存することができました。
しかしそのせいで心拍数が200を超えると緑色の怪物「ハルク」に変身してしまい、その力を消す方法をずっと探しています。
彼の力を狙う将軍、そして彼を見守るかつての恋人。ブルースはハルクの力を消し日常に戻ることができるのか?
エドワード・ノートンさんやリヴ・タイラーさんが出演して面白い作品に仕上がっていますが、その後エドワード・ノートンさんが降板したため、ハルクの続編は作られず、現在ブルース役はマーク・ラファロさんが引き継いでいます。
ハルクはこの単独映画のあと「アベンジャーズ」で再登場しますがそのときはすでにマーク・ラファロさんがハルクを演じていて、エドワード・ノートンさんが演じたハルクの設定なんかもいつのまにかなかったことになっているので観る必要はないかもしれません。
個人的にかなり面白い作品でした。
マイティ・ソー
- マイティ・ソー (2011)
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド (2013)
- マイティ・ソー/バトルロイヤル (2017)
地球ではない惑星アスガルドに住むソーは人間世界で「神」と呼ばれる存在。彼が持つ武器は「ムジョルニア」でハンマーの形状をしており雷の力を持つ。
彼の父親である「オーディーン」に逆らった罪で神の力を失い、地球へ飛ばされたソーが自身の傲慢さに気づき、成長していく物語。悪役であるはずのロキは嫌われるどころか圧倒的な人気を誇っていてその理由は作品をみるたびにわかっていくと思います。
地球で彼が出会うジェーン・ホスター役にナタリー・ポートマンさんが出演し、俳優の浅野忠信さんも出演しています。
キャプテンアメリカを見る順番
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011)
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (2014)
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016)
アメリカでは伝説となっている英雄スティーブ・ロジャースが氷漬けの状態で発見される。病弱でひ弱だった彼がスーパーヒーローへなっていく物語。
第二次世界大戦中の話で、S.H.I.E.L.Dの結成やハワード・スタークなど過去のつながりが観れる作品。正義を体現した男スティーブ・ロジャースは真っすぐすぎる性格故に今後大きな決断を迫られることになっていきます。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (2014)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス (2017)
宇宙を舞台にならず者たちがなりゆきでヒーローになる物語。
新しいインフィニティ・ストーン「オーブ」の登場やアベンジャーズ最大の敵になるサノスの登場など、宇宙を舞台にすることはこれからのマーベルに必要不可欠な展開となっています。
昔の名曲を巧みに配置することによって商業的な成功を収めた作品でもあります。
アントマンを見る順番
- アントマン (2015)
- アントマン&ワスプ (2018)
世界最小のヒーロー。アリと同じ大きさになり彼らを操る男スコット・ラングの物語。
ヒーローというよりも娘を大切にする父親としての側面が大きいです。彼の行動理念は「娘と会うことのできる立派な父親になること」でヒーローになりたいわけではないです。
はじまりのストーリーということで超人同士の戦いというよりももう少し規模の小さいものになります。ただ映像の見せ方が非常にうまく、まるで自らがアリの世界を見ているような気分になれるのはすごいと感じました。
ドクターストレンジを見る順番
- ドクター・ストレンジ (2016)
医者とは対極の位置にある魔術を覚え、世界を救うことになるストレンジ。今までのヒーローとはまったく違う毛色で今の所ヒーローとして完成しているわけではなく発展途上。
今回の映画では戦闘シーンが多いわけでもなく彼の魔術師としてのはじめの一歩が描かれています。インフィニティ・ストーンである「アガモットの目」も登場し、残るインフィニティ・ストーンは1つとなっています。
スパイダーマンを見る順番
- スパイダーマン/ホームカミング
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
ピーター・パーカーは普通の高校生。しかし1つだけ違うのは特殊なクモにかまれて超人的な力が使えるようになったことです。
今までのスパイダーマンの映画と大きく異なるのは「クモにかまれたこととベンおじさんの死」について描かれていないこと。それによってピーターのキャラもかなり明るい性格になっています。
あとは能力の底上げとしてスパイダーマンのスーツはトニーが作ったものになっていてアイアンマンスーツにもあったA.Iがあり、名前は「スーツ・レディ」が搭載されています。
ブラックパンサー
- ブラックパンサー
エイジオブウルトロンで登場したアフリカの架空の国「ワカンダ」の王子が主役。超文明を手に入れた国でその秘密はキャプテンアメリカが持つ盾と同じ材質でできた「ヴィブラニウム」を保持しているからだった。
ヴィブラニウムを守るため国王は裏の顔「ブラックパンサー」として活動していたが、シヴィルウォーで公に姿を現したためワカンダに危険が迫ることになってしまった。
ブラックパンサーは社会現象となり、北米でアベンジャーズの興行収入を抜くという大記録を打ち立てた作品です。
キャプテン・マーベル
- キャプテンマーベル
第1作アイアンマンよりも15年前の1995年の物語。
若かりし頃のニックヒューリーとコールソンが登場するのも見どころです。
アベンジャーズを見る順番
- アベンジャーズ(2012)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (2018)
- アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)
アベンジャーズではいままでに登場してきたヒーローが集結し、悪と対峙します。基本的に敵は人間ではなく、宇宙人です。
これまで好きになったキャラクターが一堂に会する「アベンジャーズシリーズ」に興奮しない方はいませんよね?(笑)
ただヒーローが集まって派手に暴れまわる(最終的にはそうですが)という流れでもなくストーリーもあって、その流れが次回にもつながっていきます。
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マーベル作品は映画だけではなくドラマ化されている作品も多く、動画配信サービスでしか見れない作品もあるくらいです。
マーベルの映画・ドラマを配信している動画配信サービスについてまとめてみたので、これからじっくりマーベル作品を観たい方はどうぞ。