るろうに剣心の映画の順番と内容 シリーズ3部作はクオリティが高いアクション映画。

和月伸宏さんの漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を実写化した映画が「るろうに剣心シリーズ」です。公開された3作品の興行収入は120億円以上という大ヒットになっています。

今回はまだ作品を観たことのない方へ向けて、内容の紹介や魅力を語っていきたいと思います。

 

るろうに剣心の映画の公開順=見る順番

  1. るろうに剣心(2012年)
  2. るろうに剣心 京都大火編(2014年)
  3. るろうに剣心 伝説の最期編(2014年)

 

るろうに剣心の世界観と魅力

明治の世が舞台。かつて「人斬り抜刀斎」と呼ばれた男「緋村剣心(ひむらけんしん)」は不殺(ころさず)を誓い、流浪人(るろうに)として全国で人々を助けながら放浪の旅をしていました。

たまたま流れ着いた東京下町で「神谷活心流(かみやかつしんりゅう)」の師範代として道場を神谷薫との出会いから闘いを通して抜刀斎としての過去と向き合い、人を斬ること以外で人々を助ける道を見つけようとしています。

剣心が振るうのは、古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」で、不殺の誓いを立てた剣心が持っているのは刃と峰が逆の「逆刃刀」です。

るろうに剣心の魅力は派手な剣術だけではなく剣心の「人々を助けたい」という真っすぐな気持ちです。剣心自身は少年(14歳)で人斬りになります。けど精神的に未熟な子供が人を斬りまくったら心が傷ついて当然だと思います。

それが剣心自信を深く苦しめることになるのですが、物語が進むにつれてその答えを手に入れることができます。3作の映画ではそこまでの物語は描かれていませんが続編の製作の話も出ているらしいので志々雄編の後の物語が観れるかもしれませんので今から楽しみです。

 

第1作 るろうに剣心

あらすじ

今から約140年前――動乱の幕末。最強の暗殺者と恐れられ、〈人斬り抜刀斎〉と呼ばれた男がいた。

神より速く、修羅より強い、維新の志士。一対多数の戦いを得意とし、剣を抜いたら最後、生き残る者はいない。戦いが終わり、明治という新しい時代が訪れ、抜刀斎は姿を消した。「最強」の伝説だけを残して――。

あれから10年、いまだ乱れた世に現れた、ひとりの男。斬れない刀=逆刃刀で人を助ける、流浪人・緋村剣心。もう決して人は殺さない〈不殺(ころさず)の誓い〉を立てた抜刀斎だった。大切な人たちが平和に暮らせる時代を作るため、いま剣心の真の戦いが始まる――!

music.jpより引用

 

登場人物/キャスト

緋村剣心(ひむらけんしん)/佐藤健

神谷薫(かみやかおる)/武井咲

相楽左之助(さがらさのすけ)/青木崇高

明神弥彦(みょうじんやひこ)/田中 偉登

 

高荷 恵(たかにめぐみ)/蒼井優

斎藤 一 (さいとうはじめ)/江口洋介

鵜堂 刃衛 (うどうじんえ)/吉川晃司

武田観柳 (たけだかんりゅう)/香川照之

外印(げいん)/綾野剛

戌亥番神(いぬいばんしん)/須藤元気

 

主題歌

ONE OK ROCK
「The Beginning」

 

第2作 るろうに剣心 京都大火編

あらすじ

動乱の幕末で「最強」の伝説を残した男、緋村剣心。かつては”人斬り抜刀斎”と恐れられたが、新時代を迎えて、神谷薫ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っていた。そんな時、剣心は新政府から、剣心の後継者として”影の人斬り役”を務めた志々雄真実を討つよう頼まれる。

新政府に裏切られ焼き殺されたはずが、奇跡的に甦った志々雄は、京都で戦闘集団を作り上げ、日本征服を狙っていた。剣心は必死で止める薫に「今までありがとう」と別れを告げ、京都へ向かう。かつては剣の腕も頭脳も剣心と互角だったが、今や誰もが恐れる魂の凶悪さを持つ最狂の敵、志々雄とついに宿命の対面を果たす剣心。

だが、志々雄は部下の瀬田宗次郎に相手を命じ、宗次郎の最速の技で、なんと剣心の逆刃刀が真っ二つに!さらに剣心は、志々雄一派以外にも敵がいると知る。剣心に勝って己こそが最強だと証明しようとしている元御庭番衆の四乃森蒼紫だ。逆刃刀を失くした剣心は、不殺〈ころさず〉の誓いを破らずに、何人もの敵を倒すことができるのか?

最大の危機に立つ剣心のもとへ、薫と仲間たちが駆け付ける。だが、志々雄の企てた京都大火の炎の影に、もっと恐るべき陰謀が隠されていた──!

music.jpより引用

 

登場人物/キャスト

神谷道場の面々は弥彦以外変更はなく、新たなキャラクターが追加されます。

志々雄真実(ししおまこと)/ 藤原竜也

四乃森蒼紫(しのもりあおし)/ 伊勢谷友介

瀬田宗次郎(せたそうじろう)/ 神木隆之介

巻町操(まきまちみさお)/ 土屋太鳳

大久保利通(おおくぼとしみち)/ 宮沢和史

沢下条張(さわげじょう ちょう)/三浦涼介

佐渡島方治(さどじまほうじ)/ 滝藤賢一

駒形由美(こまがたゆみ)/ 高橋メアリージュン

 

主題歌

ONE OK ROCK

「Mighty Long Fall」

 

第3作 るろうに剣心 伝説の最期編

あらすじ

日本征服を狙う志々雄を阻止するため京都に辿り着いた剣心は、志々雄一派に立ち向かうが、志々雄は甲鉄艦・煉獄で東京へ攻め入ろうとしていた。

志々雄に連れ去られた薫を助けるために剣心は海へ飛び込み、一人岸へ打ち上げられたところを、師匠の比古清十郎に拾われる。今の自分では志々雄を倒せない―――剣心は清十郎に奥義の伝授を懇願する。

一方、剣心が生きていると知った志々雄は政府に圧力をかけ、剣心を人斬り時代の暗殺の罪で公開打ち首にするよう命じる。果たして、最大の危機に立たされた剣心は、最狂の敵に打ち勝ち、行方不明の薫と生きて再び会うことができるのか―――?

music.jpより引用

 

登場人物/キャスト

京都大火編の続編です。登場人物も前作と同じで追加として福山雅治さんが参加しています。

比古清十郎(ひこせいじゅうろう)/ 福山雅治

 

主題歌

ONE OK ROCK

「Heartache」

 

3作品を観て、内容と感想

るろうに剣心の3部作をみて率直に思ったことは「マンガとはぜんぜん違う」でした(笑)

そう思ったのは、ストーリーがぜんぜん違うものになっているのと漫画ではなく妙にリアルな内容になっている点でした。

最初の作品である「るろうに剣心」も鵜堂刃衛がズバズバ人を斬りすぎて、観ていて気分が悪くなるような場面もあって、それが「人斬り」がいかに罪深いものかを描いているのか単にアクションとしてみせているのかはわかりませんが少年マンガとは思えない仕上がりになっていました。

その表現は他の2作品でさらに過激な表現となりその犠牲となっていたのは名もない警察官がほとんどです。こうなるともう「戦争映画」となんらかわらないものでとりあえず子供がみるべき作品ではないなぁと感じました。

そういった内容になっているので当然マンガとは違うストーリー展開になっています。1.2作目はそれがいい方向に向かっていたのですが、3作目で「面白くない方向」へ向かってしまいました。そこが唯一残念な点です。

ただ悪い点だけではなくて素晴らしい点も多くありました。皆さんいわれていると思いますが「アクション」という点に関しては100点満点といえる出来でした。時代劇ものといえば「チャンバラ」が見どころですが、るろうに剣心に関しては「ほとんどマンガ」といっていいほど人間離れした動きを再現されていました。

主演の佐藤健さんもそうとう過酷なトレーニングを積んでいたようです。

 

やはりあれだけのアクションをこなすのは並大抵なことでは難しいのでしょうね。刀の斬り合いのシーンなどは目では追えないほどのスピードだったのでスロー再生したほどです。

キャラクターの作り込みも素晴らしくて特に藤原竜也さんが演じた志々雄真実(ししおまこと)はほんとうにマンガから出てきたキャラクターでした。男は「炎」に憧れるので(自分だけ?)、志々雄が振るう刀から炎が出ているのは非常にかっこよかったです。僕もあの刀を振ってみたいです。

というわけで「るろうに剣心」の映画の感想になりますが、ストーリーを除けばとても面白い作品でした。たぶんマンガを読んでしまっているからだと思いますので、マンガが未読の方であれば楽しめる作品だと思います。

 

原作はこちら


 

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